FP技能士1級とは
ファイナンシャルプランナー技能士1級は厚生労働省より日本ファイナンシャルプランナー協会が指定を受けて行っている国家検定です。
FP技能士1級の学科受験資格は、
- ファイナンシャルプランナー技能士2級に合格していてかつ1年以上の実務経験がある人
- 5年以上のファイナンシャルプランナー業務がある人
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級を合格していてかつ1年以上の実務経験がある人
が受けられるます。
FP技能士1級の試験内容
受験の申請方法はインターネットからと郵送の2種類があります。
試験は学科試験と資格試験が行われますが、実務試験は学科試験の合格後、おおむね6ヶ月以内に実施されます。
学科試験を合格しなければ実務試験は受験できません。
なお、学科試験は金融財政事情研究会でのみ行われます。
学科試験は基礎問題のマークシート形式と記述式による応用問題の筆記試験で行われます。
試験範囲は、ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継からの出題となっています。
試験時間は基礎問題50問と応用問題の5題が別に行われ、ともに150分ずつとなります。
合格基準は基礎問題と応用問題をあわせた200点満点中120点以上となっています。
FPF1級の学科試験に合格するか、CFPの認定者か、CFP資格審査試験の合格者か、「FP養成コース」修了者でFP業務に関し1年以上の実務経験を有する人が実技試験の受験資格を得ることができます。
受験科目は金財で行われる口頭試問形式の資産相談業務か、日本FP協会で行われる資産設計提案業務の記述式の筆記試験かのどちらかを選択して受講できます。
資産相談業務は200点満点で120点以上、資産設計提案業務は2題20問を120分で行い、100点満点中60点以上で合格となります。