現実には、他士業などと併用して収益を得ているのが実情のようです。

平均年収(他職種に比べて良いか悪いかなど)

 

企業に勤めながらFP業務を行っている人の場合

企業に勤めながらFP業務を行っている人の場合、その収入源は企業からの給料という形で支払われるため、その金額は業界によってまちまち、ということになります。

 

当然個々の勤務形態や勤続年数などでも違ってきますから本当に多種多様です。

 

一説には400万~2000万の範囲だとする説もありますが、FP資格保持者の中には金融機関で働いている人や保険会社などの、一般的に給料の高い業界に属する人も多いため、上限の方が高くなっているとも考えられます。

 

 

独立系FPの場合

一方、独立系FPと言われる、企業勤めのサラリーマンではない人々、例えばFPのみで生計を立てている人や、他士業などと併用して生計を立てている人たちはというと、平成23年の日本FP協会の調査によると、平均年収は305.3万円だったと報告されています。

 

そのうちFP業務の経験年数が15年以上の場合は902.2万円、そのうち22%が1,000万円以上だったと報告されています。

 

1時間当たりの平均相談料は6300円。
相談が多い業務内容は保障・保障設計が最も多く、次いで相続・事業承継、ライフプランニング(教育資金・住宅資金など)、金融資産運用設計、と続くようです。

 

同協会の別の調査では、FP資格のみで独立しているのは全体の2%ほどという調査もあるので、現実には他士業などと併用して収益を得ているのが実情のようです。

 

平均年収が305.3万円という数字をどう捉えるかはあなた次第ですが、一般の企業にお勤めの方と比べてそれほど大差のない数字ではないでしょうか。

通帳を見る男性の画像

 

 

いずれにしてもFP業務の知識を駆使して独立して生計を立てていくには、起業者としての資質が問われますので、事業主として厳しい覚悟を持って臨まなければ収入は0ということもあり得ます