子育てをしながらでもできる?
企業勤めのFPの場合
企業勤めのFPは普通のサラリーマンと同じですから、他の従業員とほぼ同じです。
もしかしたら、FPという資格の勉強をして、自分のスキルアップに熱心に取り組んでいる有能な社員、というイメージを与えることで、会社から有形無形の優遇を受けることができるかもしれません。
他にFP資格の所有者がいなければ、あなたの知識が即会社の営利に影響する場面もあるかもしれません。
例えば小さな不動産会社で、FP資格を持っている人があなたしかいなければ、土日に開催する「不動産による相続税対策セミナー」の講師役をできるのがあなたしかいないかもしれません。
そうするとあなたの社内での立場は一気に上がり、他の同僚を引き離すことができます。
他の社員が慌ててFP資格の取得に動いたとしても、FP資格ホルダーとしてあなたは先輩であり指導的立場になります。
社内で確定的な立場を得たあなたはきっと会社から大切に扱われ、少々のわがままなら通すことができるようになります。
子育て中であれば子供の急な病気の際に仕事を抜けても、会社から不利益を受ける危険性を低減することができます。
これが何の取りえもない、会社にとって特別重要性のない、代わりがいくらでもいる社員だったらどうでしょうか。わがままどころか、子供の発熱で保育園に迎えに行くと言ったら「それはあなたの事情。会社には関係ない。」と一蹴されてしまうかもしれません。さらに、難癖をつけて雇い止めなどでその従業員を解雇し、別の社員を雇おうと考えるかもしれません。
だから、会社にとって役に立つ知識を保有していることは今の時代絶対必要なのです。
独立系FPの場合
独立系FPの場合はもっと単純です。自分の働き方は自分で決めるわけですから、HPなどで告知したうえで、子供をオフィスに連れて行ったって構わないのです。
自分が顧客の家に訪問するなどの場合はさすがに連れて行くわけにはいかないでしょうが、オフィスを構え、お客さんが来店する形式なら可能です。
行政書士や社労士などの女性士業も子育てしながら業務を行っている人はたくさんいます。
独立すれば、大変ではありますが、自由度が高いので自分の裁量で子育てしながらでも稼いでいくことは可能です。